スポーツベッティングはスポーツ観戦の新たな楽しみ方として近年急速に注目度を高めています。本記事ではスポーツベッティングとは何か、また具体的な楽しみ方などを詳しく解説してみました。
スポーツベッティングとは!?
そもそもスポーツベッティングとは何ぞやと疑問に思っている方も多いでしょう。まずはスポーツベッティングがどのようなものなのか、簡単に解説します。
世界中のスポーツに賭けることができる
スポーツベッティングとは世界中の様々なスポーツの試合にお金を賭けることを指します。賭けられるスポーツの種類は豊富で、中にはあまり聞いたことがないようなマイナースポーツもあるかもしれません。
特にサッカーはどのブックメーカーでも人気が高く、ほぼ24時間365日いつでも賭けを楽しむことができます。
スポーツベッティングで有名なブックメーカー【3選】
日本人がスポーツベッティングを楽しむためにはブックメーカーでアカウントを登録する必要があります。近年はブックメーカーサイトが次々に日本市場に参入しており、選択肢は豊富です。
中でもおすすめのブックメーカーサイトを3社厳選して紹介します。
ブックメーカー | 特徴 |
ウィリアムヒル![]() |
上場企業が運営し歴史がある |
賭けっ子リンリン![]() |
ボーナスが充実 |
ピナクルスポーツ![]() |
オッズが最も高い |
ウィリアムヒル
ウィリアムヒルは世界最古のブックメーカーとして知られており、運営歴は実に90年弱を数えます。運営会社もロンドン証券取引所に上場しており、業界全体で見て最も安全性が高いブックメーカーと言っても過言ではありません。
アキュムレータオッズや増強オッズなど、他のブックメーカーよりも有利なオッズで賭けを楽しめるというメリットもあります。
賭けっ子リンリン
賭けっ子リンリンはかつて10betという名前で運営されていたブックメーカーです。旧10bet時代から日本で最も人気度が高いブックメーカーとして知られています。
初心者がどのブックメーカーを選ぶべきか迷った場合、とりあえず賭けっ子リンリンを選んでおけば間違いありません。
新規登録者向けの入金不要ボーナスやウェルカムボーナスに加えて、長期ユーザーにとってもメリットがあるボーナスがかなり充実しています。
ピナクルスポーツ
ピナクルスポーツはブックメーカー業界全体で見て、最も高いオッズを設定することで知られています。
ブックメーカーで稼ぐためにはいかに高いオッズに賭けるかが重要になるだけに、本気で稼ぎたいならば選ぶべきブックメーカーはピナクルスポーツ一択です。
さらにピナクルスポーツは多くのブックメーカーで禁じ手とされている「アービトラージ」を歓迎しています。
アービトラージを活用すれば、小額ずつにはなるものの着実に利益を積み上げていくことが可能です。
スポーツベッティングの市場規模と今後について
スポーツベッティングは単なる娯楽やギャンブルというだけに留まらず、今後巨大市場へと成長することが期待されます。市場規模が拡大すればさらにスポーツベッティングが世界的に盛り上がることは間違いありません。
市場規模は年々急拡大中(年率8.6%で成長との推計)
近年多くの州でスポーツベッティングの合法化が進んでいる影響で、アメリカ合衆国では右肩上がりでスポーツベッティングの市場拡大が進んでいます。
2017年に5500億円弱だった市場規模が、2030年には11兆円にまで膨れ上がると試算されているほどです。実に年平均成長率は8%台とも言われており、まだまだ伸び盛りの成長産業であることが分かります。
コロナ禍で市場規模拡大はさらに加速
近年スポーツベッティングの市場が急速に拡大している背景には、2020年以降の新型コロナウィルスの感染拡大の影響もあります。
コロナ禍によって外出を制限される中で、自宅にいながらもオンラインで楽しめるブックメーカーの利用者が一気に増えたためです。
ギャンブルは世界のどの地域でも一大産業となっており、オンラインでも楽しめるというブックメーカーは既存のギャンブラーを熱狂させたことはもちろん、これまでギャンブルにはあまり関心がなかった層も取り入れることに成功しました。
ヨーロッパの強豪サッカークラブなどを中心に、ブックメーカー業者をユニフォームの胸スポンサーとして採用するケースも増えています。
インターネットが発達し続ける現代において、さらにオンラインスポーツベッティングの市場が盛り上がっていくことは簡単に想像できるはずです。
日本国内でもスポーツベッティングを合法化する動きが見られる
スポーツベッティングの盛り上がりはもはや日本も無縁ではありません。実際に有識者には「近い将来日本でもスポーツベッティングが合法化される」との意見を述べる者もいます。
参考 日本版 スポーツベッティング 可能性と必要性IAG Japan既にスポーツベッティングが盛り上がっているアメリカでは、スポーツベッティングの合法化によってわずか2年で200億円以上も税収増を達成したという事例もあります。
止まらない少子高齢化など、今後もますます財政が圧迫されることは避けられないのが日本の現状であるだけに、政府としてもスポーツベッティングの合法化は1つの策として考えているはずです。
現在は国内でカジノを合法化する話が進んでいますが、仮にカジノ合法化が決まった場合には、スポーツベッティングも時を同じくして合法となることが期待されます。
サイバーエージェントは日本におけるスポーツベッティングの市場規模を7兆円と推計
サイバーエージェントの藤田晋社長は、日本国内でスポーツベッティングが合法化された場合、市場規模は7兆円になるとの試算をしました。
10月7日、サイバーエージェントは、日本でスポーツベッティングが導入された場合の売り上げ規模を推計。それによると年間7兆円規模にもなるというから、効果は大きい。2019年の中央競馬の売り上げ約2兆8800億円の2倍以上だ。
現状の日本において7兆円規模の市場を誇っている業界としては、家電製品やドラッグストア、金属製品などが挙げられます。
いずれも日本の経済力を支えている産業であり、今後日本が国際競争力を強化する上ではスポーツベッティングは無視できません。
またサイバーエージェントがわざわざスポーツベッティングの市場規模を試算したということは、今後サイバーエージェントがオンラインスポーツベッティングサイトの運営も手掛けようとしているのではないか、と推測することもできます。
国内大手企業もスポーツベッティング領域に続々と算入
ここ数年はミクシィ、楽天、ソフトバンク、サイバーエージェントなどの超大手企業がこぞってスポーツベッティング領域に参入しています。
現状は競馬や競輪などの公営ギャンブルのみですが、今後スポーツベッティングが合法化された場合には、各社がブックメーカーサイトを運営するようになるはずです。
スポーツベッティングは法律的に違法か合法か
日本人がスポーツベッティングで賭けを楽しむことに対しては、違法性を指摘する声も多く聞かれます。実際にスポーツベッティングは法律的に違法なのか、それとも合法なのか。
運営と利用それぞれの観点から違法性について、詳しく解説します。
政府公認のライセンスを取得済みなら合法サイト
ブックメーカーサイトの違法性に関しては、政府公認のライセンスを取得しているか否かで判断できます。
公式サイト上でライセンスを取得している旨が記載されていれば、そのブックメーカーは違法ではありません。
きちんとライセンスを取得しているブックメーカーならば、基本的には不当な出金拒否などの心配をする必要はなく、安心して賭けを楽しむことができます。
日本人がスポーツベッティングで賭けることを禁じる法律はない
日本人のスポーツベッティングでの賭けに対しては、明確に禁じる法律はないのが現状です。
刑法の賭博罪は、スポーツベッティングのようにインターネットを介して海外サイトで賭けを行うということは想定していません。そもそも刑法は明治時代に制定された法律であるため、当然といえば当然でしょう。
日本は罪刑法定主義を憲法で定めているため、法律に明記されていない事項では刑罰を受けることはありません。
罪刑法定主義(ざいけいほうていしゅぎ)とは、ある行為を犯罪として処罰するためには、立法府が制定する法令において、犯罪とされる行為の内容、及びそれに対して科される刑罰を予め、明確に規定しておかなければならないとする原則のことをいう。
引用元:ウィキペディア「罪刑法定主義」
実際にスポーツベッティングの人口は急速に増加している中でも逮捕者が出ていないという現実があります。
したがって賭博行為の一種ではあるものの、ブックメーカーの利用を通じて逮捕されるというような心配をする必要はありません。
ただし違法性を主張する声もある
スポーツベッティングでの賭けに対しては、一部の専門家などが違法性を主張しています。実際には「違法」とも「合法」とも明文化されていないため、意見が分かれてしまうのは仕方ないことです。
スポーツベッティングでの賭けを「国内での行為」と解釈するか、それとも「インターネットを経由した海外での行為」と解釈するかによって、意見は当然分かれます。
もちろん100%完全に合法とは言い切れませんが、スポーツベッティングのユーザーから逮捕者が出ていないことが最も重要な事実です。
顔や個人情報を晒しながらスポーツベッティングの様子を発信しているような日本人がいるのに逮捕されていない点を踏まえれば、形式上は違法の可能性もあるものの、実際に逮捕されることはほぼあり得ないと考えても良いでしょう。
スピード違反をしてもお咎めを受けないケースも多いのと同じことです。
スポーツベッティングにおける具体的な賭け方
スポーツベッティングではどのような賭けを楽しめるのか、具体的な賭け方を紹介します。
賭け対象のスポーツ
取り扱いはブックメーカー各社によって異なりますが、基本的には30種目程度のスポーツにオッズが設定されます。サッカーや野球、テニス、ラグビーなどはもちろん、最近はEスポーツの人気も高まってきました。
オリンピックやワールドカップなどの世界的なスポーツの祭典が行われる際には、専用のページが用意されさらにベッターたちの熱も高まります。
スポーツ以外にも政治やエンターテインメントに賭けられる場合もある
スポーツベッティングと言えども、実はスポーツ以外の賭けを楽しめる場合もあります。
ブックメーカーによっては「次期アメリカ大統領は誰?」「今年のオスカー賞の受賞者は誰?」といったように、政治やエンタメ関係の事象にもベット可能です。
真偽は定かではないものの、「明日の太陽が西から昇る」という事象に万倍オッズがつけられたことがあるという情報もあります。
賭けに最も重要なのは「オッズ」
スポーツベッティングで賭けを行う上ではオッズについての理解が必須です。オッズとは的中時の払い戻し倍率を指します。
例えば上記のケースでは「サガン鳥栖VS浦和レッズ引き分け」のオッズは3倍です。当オッズに500円を賭けて的中した場合には1500円(=500円×3倍)の払い戻しを受けることができます。
オッズは的中率と負の相関にあり、特徴は以下のように整理できます。
- オッズが高い→的中率が低い
- オッズが低い→的中率が高い
コツコツ勝利を狙うなら低オッズ、一獲千金を狙うなら高オッズという形で、自分のベット志向に合わせてオッズを選択していくことが非常に重要です。
なお同じ賭け式であっても、ブックメーカーによってオッズが異なることがあります。
したがって複数のブックメーカーを比較した上で、より高いオッズが設定されているブックメーカーでベットすることも、スポーツベッティングで稼ぐためには非常に重要です。
賭け方の種類
スポーツベッティングでは大きくプレベットとインプレーベットの2つの賭け方があります。
プレベット(試合前ベット)
プレベットは試合前に行うベットのことで、サッカーの場合は主に以下のような事象にオッズが設定されます。
- どちらのチームが勝利するか
- スコアはどうなるか
- 誰が点を決めるか
- 両チーム合計で何ゴールが決まるか
- 何点差がつくか
totoや競馬などの公営ギャンブルと比べて、幅広い賭けの種類があるのが大きな魅力です。
インプレーベット(試合中のベット)
インプレーベットとは、リアルタイムで行われている試合の展開に賭けるという賭け方です。
スポーツベッティングがオンライン業態であるからこその賭け方で、例えばサッカーでは以下のような事象にオッズが設定されます。
- 次にゴールを決めるチームはどちらか
- 次の30分間で勝利するリードするチームはどちらか
- 次の1分間でスローインがあるか
ブックメーカーによっては、試合の模様を視聴しながらベットすることも可能です。
実際に試合の映像を見ることができれば、賭けの的中率も当然高まります。さらにインプレーベット中は、賭けを途中でキャンセルする「キャッシュアウト」も利用できます。
インプレーベットでの賭けのコツを掴むことができれば、かなり効率よく資金を増やしていくことができるはずです。